いつもお世話になっております!

サロン店長の上野です。

前回のブログでは、「ワンちゃんの健康に欠かせないフードの選び方 【part2】」として

  • ペットフード安全法は本当にペットを守ってくれてる?
  • 人間とペットの添加物は規制する方法が全く違う!

というお話をさせていただきました。

全部一度に書くと長くなってしまうので3部に分けてお届けしてきましたが

今回で3回目!最後になりますね!

今回は、

  • 『避けるべき添加物と安全な添加物の見分け方』
  • 『レンダリングとは…』

についてお話しさせていただいます!

ペットフードに関わらず

人間の食品でも食品の酸化防止のために科学保存料や添加物が使用されています。

一般的にはカリカリのドライフードよりもウェットフードの方が酸化しやすいので

強い酸化防止剤が使われていることが多いです。

前回のブログでお話させて頂きましたが、

科学保存料、添加物には使用する量が規制されているものと

されていないものがあります。

【科学保存料(規制あり、強い酸化防止剤)】

  • BHA
  • BHT
  • 亜硝酸ナトリウム
  • エトキシキン

【科学保存料(規制なし)】

  • 没食子酸プロピル
  • ソルビン酸カリウム
  • プロピレングリコール
  • ポリリン酸カリウム
  • 酸化チタン

科学保存料は毒性があり

「発がん性、消化器疾患、内臓疾患、アレルギーなど」

様々な病気の原因になります。

健康のためにフードをお選びになるのであれば

上記の酸化防止剤は避けていただいた方が良いでしょう。

しかし、フードの酸化を防ぎ、

製造されてから飼い主様の手に届くまでに傷まないように

酸化防止剤は必要なんです。

ではどんなもので酸化防止されているフードを選べばいいのでしょうか?

それは

『天然系保存料』で酸化防止されてているもの

をオススメ致します。

【天然系保存料(リスクの少ない酸化防止剤)】

  • クエン酸
  • アスコルビン酸(ビタミンC)
  • ローズマリーエキス
  • ミックストコフェロール
  • トコフェロール(ビタミンE)
  • カテキン

ただし、天然系保存料は科学保存料に比べて

酸化防止する力が弱いため

「開封後1ヶ月以内に使い切れるように大きい袋は買わない」

「開けるたびに密閉するようにする」

 

などの酸化させないための工夫が必ず必要になります!

フードパッケージの裏や側面に「原材料」が書いてありますので

チェックしてみてください。

ちなみに犬は肉食よりの雑食です。

肉のみでもいけませんが、多少の穀物も必要です。

フードに記載されている原材料は
「入っている量が多い順」に書かれています。

肉食よりの雑食である犬のフードなのに
一番上に「穀物」が書かれているものは要注意です!

「レンダリング」

と言う言葉をお聞きになられたことはありますでしょうか?

まずはこちらのイラストをご覧ください。

(「ねとらぼ」より引用)

上記の漫画と同じようなことがペットフードにも行われています。

わかりやすく簡単に言うと

食品のリサイクル』なんです!

 

「人間が食べられない動物の部位(排気部分や腐敗部分)」

溶かして脂肪だけ取り出したもの  →  油脂、脂肪、オイル などと記載されているモノ

油脂を抽出した後の残りを乾燥・粉末にしたもの → 肉粉、ミール、副産物 などと記載されているモノ

であり、

アレルギー、炎症、ガンなどの病気の原因となりますので

避けて頂きたいのです。
本当にそんなものから作られているのか!?

と思うかもしれませんが

「食品リサイクル法」では

資源削減(ECO)のために生ゴミをレンダリングして

家畜のエサやペットフードに再利用することを推進しています。

レンダリング原料はパッケージの表記を見ただけではわからず、

市販の約9割のフードに使用されています。

「リサイクルしてますよー!!」とはわざわざ書きませんよね…

なのでレンダリング原料かどうかは
自分の目で見極めるしかありません!

なので

見分けるコツをお伝えしたいと思います。

原材料の表記を見たときに下記のように記載されている

モノはレンダリング原料の可能性が高いです。

(例として鶏肉の場合)

  • チキン、チキンミール、鶏肉粉、チキンオイル、鶏脂肪、フェザーミール、鶏副産物、動物性油脂

「油脂、脂肪、オイル、肉粉、ミール、副産物」

などと表記されているモノに注意すべきなんですね。

ではどんな原料だといいのかというと

  • 鶏生肉、フレッシュチキン、オーガニックチキン

などと表記されてものだとレンダリングの可能性は低いです。

他にも様々なフードの見分け方はありますが、
「最低限」今回の内容を知っておいて頂ければ

愛犬ちゃんの健康に向けていいフードを選んで頂けることができ、

健康を害するようなフードは避けていただけるでしょう!

三部に渡って書かせていただきましたが

最後までお読みいただきありがとうございます!!

ご来店された際や、お店のLINE@でも

フードに関わらずご相談をお伺いいたしますので

いつでもお声掛けくださいね!

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